ミッドライフ・クライシス

ミッドライフ(中年)の女性が抱える焦りや不安、そして見えてきた解決法を日々綴っています。

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朝から久しぶりに日差しが出ていたので、
「お昼、外に食べに行かない?」と母を誘った。
近所のイタリアンと中華2軒、
3つ選択肢を出して説明、「どう?」と聞く。
どちらにせよ夕食の買い物には出なければならないはずだ。
母は「口の中を火傷したのか口内炎なのか、このあたりが‥。
昨日お友達とランチで食べたイタリアン、最初に、あのお米のなんだっけ?
そうそう、リゾットの上にフォアグラが乗っていて。
(親指を出して)これぐらいちょーっとのフォアグラ。
その端がチリチリって熱くて‥」という話をする。
「火傷なの? 痛いの?」
「火傷しちゃったって思って、まあフォアグラで火傷なんて贅沢ねって。
でも火傷じゃなくて口内炎かもしれない。明日には治ると思うけれど」
「それで、ランチは行けるの?」と聞くと、
「柔らかいものだったら‥。うどんか蕎麦か‥。
うちにいたらお粥でも作って食べようと思っていたんだけど」
「蕎麦屋だったら行くの? 外食は気が進まないということ?」
「外には行くけれど、そうだね、口に刺激のない軽いものか。
天ぷらとか‥」
(天ぷらが良くて中華が悪い理屈はわからないけれど)
「天ぷら屋はないよね、近くに。蕎麦屋で天ぷら蕎麦にする?」
母は話している最中にテレビに目を奪われ、話が途中になる。
追いかけていって続ける。
「話を終わらせようよ。
そうでないとまた1時過ぎて、どこにも行けなくなっちゃう」
すでに15分ぐらい経っているので、私の語気がどんどん強まる。
「2つ、聞くよ。
まず、夕食の用意とか考えて今日は外出するのかしなくてもいいのか。
次に、ママは何を食べたいのか」
「夕食の用意は家にあることはある、か?
少し野菜が足りないかな、そうそう明日のパンと」
「じゃあ、外出はするんだね」
「出なくてもなんとかなるか?」
結局また堂々巡り。
30分以上話して最後は私があきらめてしまった。
少し前の母だったら、あるいは、もう少し元気な母だったら、
「そういう刺激の強いものは無理だから、蕎麦屋にしない?」
などと、質問にきちんと答え、
「だったら、あの蕎麦屋に行こう」と建設的に決まるものを、
今はこういう、もやもやっとした会話がものすごく多くなった。
会話にならないというか、何を言っているかわからなくなる。
そのうち私も面倒になって「もう、いいや」と思う。
そのたびに母がどんどん遠くに行ってしまう感じに襲われる。
こうして、人は年をとっていくのだなあと思いながら、
多少無理してでも「じゃあ、決めた、蕎麦屋に行くよ」と、
母を外に連れ出すことが孝行なのかなあと反省したり。




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テーマ:心と身体 - ジャンル:心と身体
コメント
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2016/02/02(火) 23:56:15 | | # [ 編集 ]
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2016/02/03(水) 00:07:25 | | # [ 編集 ]
鍵コメkさん
kさんの状況を読んで、涙ぐんでしまいました。
あー、とても似ているなあ、どこも同じなんだなあ、と。
本当に、夫婦同士、友達同士では、会話が成り立つんですよね。
傍目で聞いていると、ちぐはぐで違うことを言っているのに、
それでもお互い満足しあって‥、そういうものなんですね。
それに、うちも、(特に父が)「無料お試し」みたいなものに、
すぐ引っ掛かっちゃうんですよ。無料ほど怖いものはないのに。
この世代は多いということなんでしょうね。
kさんの書いてくれたように、
「それでもこの人たちがいなくなっちゃったら寂しい」は、
私もいつも思います。
本当に本当にその通りです。
親孝行しようと改めて思いました。
2016/02/03(水) 10:27:45 | URL | kotoko #- [ 編集 ]
鍵コメnさん
そうなんです、もやもやっとするんです。
最後まで不完全燃焼のままなんですよね。
「で?」「だから?」「何を言いたいの?」と、
割って入りたくなります(ときどき入ってしまいます)。
仕方ないこと‥ですよね‥仕方ないことなんですよね‥。
nさんのコメントを読んでハッとしましたが、
私たちも将来は当然いまの母のようになっていくわけで‥。
もしかしたら今だって、20代の子から見たら、
「オバさん、たらたらしつこいなあ」と思われているかもしれない。
なんだか、歳をとるということを考えさせられます。
2016/02/03(水) 10:33:37 | URL | kotoko #- [ 編集 ]
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